Hindsight's 20/20 (はいんどさいつ・とぅうぇにーとぅうぇにー)

人生はしあわせになるためにある!をモットーに、その方法を模索して考えたことを書きます。

支出のコントロール方法

前回は、支出の把握の方法についてお話しました。
今回は、把握した支出から逸脱しないよう、コントロールする方法です。
 
まず、前回算出、把握した年間総支出額を12等分します。
 
そして、そのなかから、ほぼ自動的に出て行くもの、家賃や月謝などの固定費、
多少変動するもののある程度一定で変動幅が想定できる光熱費などは、
できるだけクレジットカードか銀行口座の引落としにします。
このクレジットカードと生活費用銀行口座は、いくつもに分散させず、
必ず1つずつにしてください。いくつもに分散していると、管理できません。
この生活費用銀行口座は、できれば収入が振り込まれる口座と
同一にしておいたほうがいいですね。
 
この額は、その引落とし口座に入れたまま、絶対に他の支払い目的に充てるために
おろしてはいけません。
家賃で自動引落としをしてくれない場合は、毎月収入が入るごとに、
いの一番に払ってしまいましょう。
これを守らずに他の支出に流用してしまったら、そのうち貯蓄を食い潰して生活が破綻します。
 
 
一般に管理が難しいのは、飲み代や衣服代といった変動費でしょう。
 
これらにいくらかかるかは、前回、想定で計算しましたね?
そこから、クレジットカードで払える額と現金でしか支出できない額の
割合をざっくり決めます。
 
決めたら、クレジットカードで払える分とした額は、銀行口座に入れておきます。
これがあなたのクレジットカード予算額です。絶対に守るべきあなたの限度額です。
カード会社が決めた限度額は関係ありません。
そして、クレジットカードを使う度に記録します。絶対に予算を超えて使ってはいけません。
予算を超えそうなときは、次の収入が入って予算が補充されるまでガマンしてください。
最悪、下記の現金予算からクレカ引落とし口座に入金することでクレカ予算を補充しても
かまいませんが、手持ち現金が減りますので困窮度が上がります。
 
現金でしか支出できない額とした額が、あなたの現金予算額です。
これをあなたの財布に入れてください。
そして、次の収入が入って補充されるまで、あなたが使える現金はそれだけです。
最悪、財布がスッカラカンになってしまった場合、
上のクレジットカード予算未使用分はおろして使ってもかまいませんが、
その分、クレジットカード予算が減ります(きちんと減らしてください。)。
覚悟しておろしてください。
 
支出を記録する方法ですが、スマートフォンを使っているかたは、
便利なアプリがいろいろありますので、活用するとよいでしょう。
ぼくは、↓を使わせてもらっています。
 
 
クレカ予算も財布内現金も、残高をあらかじめ入力して、
使う度に入力していけば、後いくら使えるかがわかります。
旅行用予算も別に分けて入力し、記録しています。
とても便利です。
 
このように、支出は、かならず予算の裏づけのもとに行うようにしてください。
特に、クレジットカードは使用のタイミングと実際の引き落としのタイミングが
ズレる上、カード会社の限度額の範囲で、たとえこちらの予算の裏づけがなくても
使うことができてしまうので、こうやってきちんと把握しておかないと、うっかり使い過ぎてしまいます。
 
また、逆に予算があるからといって、毎月その予算を使い切るようなことをしていると、
忘年会シーズンとかに困窮します。
そういった出費が大きくなることを念頭において、なるべく予算を翌月に繰り越すように心がけましょう。
 
あと、余談ですが、クレジットカードの分割払いやリボ払いは、絶対に利用してはいけません。
予算執行という概念での管理が不可能になりますし、何よりも金利がバカ高いので、
借金まみれになって資産形成どころではなくなります。
クレカの分割、特にリボ払いは、生活破綻、貧乏人生への第一歩です。
リボ払い、ダメ、ゼッタイ。
 
ヤサカ