Hindsight's 20/20 (はいんどさいつ・とぅうぇにーとぅうぇにー)

人生はしあわせになるためにある!をモットーに、その方法を模索して考えたことを書きます。

最小限の投資で最大の効果を上げる英語学習法 その3(英語インストール編総論)

前回に引き続き、効率的英語学習法その3。

 

前回は、まず英文法の基本を抑えましょう、という話でした。

英文法という、ゲームの基本ルールを覚えたら、

次は反復練習で、基本の動きを脳に、体(目・耳・口)に、インストールしましょう。

スポーツで、まずルールを覚え、次にゲームに必要な動きの練習をするのと同じです。

 

ここで、英語の勉強で反復練習、というと、英単語を10回ずつノートに書き取り、

みたいな、脳みそ筋肉な方法を思い浮かべるかもしれません。

中学校の英語の授業とかでは、先生が「英単語とはそうやって覚えるものだ!」と

生徒にやらせていました。

全く意味がないのでやめましょう。非効率極まりないです。

単語だけバラバラに脈絡なく覚えても、コミュニケーションに必要な最小限の意味を構成できないので、

いくらその方法で単語をたくさん覚えても、

せいぜい単語テストの点がよくなるだけで、

英語が使えるようにはなりません。

しかも、脈絡がないので、覚えるのにかえって時間がかかります。

人間の頭は、意味不明なことを覚えるより、きちんと意味を構成しているものの方が

覚えやすいようにできています。

 

たとえば、

 

 happiness, wish, else, curse, equal, misery

しあわせ、望む、他の、呪う、同様に、不幸

 

という6つの単語を、それぞれ無関係に脈絡つけずに覚えるのは大変ですが、

 

For all the happiness you wish for someone, someone else gets cursed with equal misery.

 

という一文を、

 

 誰かの幸せを祈ったぶん、 他の誰かを呪わずにはいられない。

 

という意味のカタマリで覚えてしまったほうが、覚える単語数は増えているのに、頭には残りやすいはずです。

しかも、それぞれの単語の並べ方、使い方、ニュアンスまで覚えられて、のちのち応用が利くようになります。

誰でも知っている"you"という単語が、日本語の「あなた」とは必ずしも同じ意味で使われないことがある、

といったようなニュアンスも覚えられます。

else, else, else...他の他の他の...とそれだけで覚えても、どうやって使えばいいかはわからないままです。

"for"や"with"といった前置詞の使い分けも、こういう形で大量に覚えて、感覚を養っていかないと身につきません。

 

これをさらに、

 

For all the happiness you wish for someone, someone else gets cursed with equal misery.

That's how it works for magical girls, and that's how it is for me.

I was stupid... so stupid...

誰かの幸せを祈ったぶん、 他の誰かを呪わずにはいられない。

私たち魔法少女って、そういう仕組みだったんだね。

私って...ホントばか...    

魔法少女まどか☆マギカ 第8話「あたしって、ほんとバカ」より)

 

と、場面や心情まで思い浮かべられるようなカタマリで覚えられるようにした方が、

単語数はずっと多いのに、圧倒的に覚えやすく、忘れにくいでしょう。

このように、英語を自分にインストールするときは、最小単位で、一文単位、

最初はそこから始めて、慣れてきたら一文章単位でインストールしましょう。

 

インストールは、

 

1 目を使って読む(このときに意味をしっかり把握する)

2 耳を使って聴く

3 口を使って音声をまねる

 

の3つをひたすら反復練習することで行います。

 

最初は、読解の解説が付いている教材モノを使いましょう。

文単位のインストールでオススメなのは、なんといっても大学受験英語の名著、Duo 3.0でしょう。

次回、Duo 3.0を使った、文単位の英語インストール法を具体的に紹介します。

 

ヤサカ