Hindsight's 20/20 (はいんどさいつ・とぅうぇにーとぅうぇにー)

人生はしあわせになるためにある!をモットーに、その方法を模索して考えたことを書きます。

人的資本への投資

さて、ここで、前回記事の計算の結果、収入-支出がプラスにならなかった人、
プラスはプラスだけど、大してプラスにならない人のための
処方箋を。
そう、プラスにならなかったからといって、あきらめる必要はありません。
あきらめたらそこで試合終了って、安西先生も言ってました。
 
といっても、このうち過大な支出が原因な方は、
以前の記事で書いた支出の把握コントロールを実行していただければ、
自ずと余計な支出が削れるはずです。
 
問題は、そもそもの収入が少ない方、すなわち稼ぐ力が弱い方。
これをどうにかするのが、人的資本への投資という考え方です。
 
これまで、ストックとして貯めた資産(資本)を運用して、
そこからさらにお金を殖やしましょう、という話をしてきましたが、
これを逆に考えて、お金を生むモノを全て資本であると考えた場合、
いちばん身近であって、効率よく、大きなお金を生み出しうる可能性があって、
しかも誰でも持っているものがあります。
そう、自分自身です。
金融商品からの配当で年間500万円を稼ごうとすると、
年率5%で考えた場合、1億円も元本が必要です。
逆に言えば、年収500万円を労働で稼いでる人というのは、
自分自身が1億円の金融商品と同じくらい稼ぐ力があるということです。
このように、自分自身をお金を生み出す資本と見立てて考えることを
人的資本といいます。
そして、この人的資本は、金融商品と同じように、投資をすることで
価値を上げる(稼ぐ力を高める)ことができます。
あなたのポテンシャルは無限大なのですから。
投資するものは、お金に限らず時間を投資して価値を高めることも
できます。そもそも時間はお金に、お金は時間に換価できるという
側面がありますので、時間とお金は等価であるといえるのですが。
 
具体的には、たとえば英語の教材や英会話学校に通って(お金の投資)
英語を勉強し(時間の投資)、英語力を高めるなどといったことです。
日本はまだまだ英語が仕事レベルで使えない人が多いので、
英語ができるというだけで、昇進の機会や、より良い条件での転職機会が
得られたりします。
英語に限らず、簿記、会計、プログラミングなど、
自分の得手不得手やこれまでの業務分野との関連を意識して、
効率のよい投資戦略を考えて、人的資本に投資しましょう。
 
最終的にはそういう頑張りをしないで自由に暮らすのが目標だとしても、
そこに行くまでには、必要な頑張りは避けて通れません。
将来ラクをするため、今は頑張って人的資本に投資しましょう!
 
ヤサカ